地域デザイン科学部棟の竣工記念式典が行われました
宇都宮大学地域デザイン科学部棟竣工記念式典が9月28日、陽東キャンパスアカデミアホールで栃木県内の自治体や企業、大学関係者らが出席して開催されました。
石田朋靖学長は「地域デザイン科学部が起爆剤となって、地域の知の拠点としての機能がさらに充実してきた。地域の自治体との連携のハブとしての役割を担う地域創生推進機構を平成30年度から設置し、シンクタンク機能、社会人学び直しの機能、産学連携の機能を一元化した地域から見やすいワンストップの組織を実現することとしている」「地域デザイン科学部棟には、学部の特色やミッションを実質化する上でも効果的かつ有意義な設備が整った。ご協力いただいた自治体や企業、地域の皆様に感謝するとともに、地域を元気にするエンジンを目指す宇都宮大学の大切な顔として大いに期待している」と挨拶しました。
来賓の山下治文部科学省文教施設企画部長は「大学の機能強化に大いに資することが期待されるとともに、現在政府が取り組んでいる『まち・ひと・しごと創生総合戦略』にとっても大変有意義であり文部科学省としても竣工をうれしく思っている。これを機に宇都宮大学が地域デザイン科学部を核として地域の持続的な発展と豊かな生活の実現に、これまで以上に大きな役割を果たされることを切に願っている」と祝辞を述べました。
続いて県内首長を代表して大久保寿夫小山市長が「学部棟の竣工は今後ますます必要とされる地域づくりのプロ人材が育成され、地域社会に貢献されていくことと確信している。地方創生に全力を挙げている各市町村は地域デザイン科学部との連携を今後の発展において非常に重要なものと考えており、その拠点施設である学部棟の竣工を重ねてお祝いする」と述べました。
この後、同学部1期生の代表として大森悠司さん(コミュニティデザイン学科)、村井彩良さん(建築都市デザイン学科)、長田一輝さん(社会基盤デザイン学科)が、1年半の学部生活を振り返っての感想、思いを報告しました。
最後に、塚本純地域デザイン科学部長が「重層的、複合的な地域課題を解決する専門職業人を育成するとともに、地域における知の拠点として地域社会に貢献するための取り組みをより効果的に展開できる施設ができた。施設を有効活用し実のある教育研究を実践していきたい」と挨拶しました。式典後、地域デザイン科学部棟でテープカットが行われ、出席者は完成した学部棟を見学しました。